建物に化粧を施すことで、より美しい見た目に仕上げる事ができます。 サイディングというと建物の外壁に使用される外壁材を指しますが、 スパンドレルは外壁だけでなく天井にも使用されます。
主な用途
外壁:教育施設(大学・保育園)、商業施設、事務所、体育館、個人宅など
天井:駅舎・庁舎の天井、ホテル・マンション等のエントランスなど
その他:看板下地(塔屋看板)
スパンドレルは金属製のため、下のような特徴があります。
- 高級感のある見た目
- 耐久性が高い
- 形状・色(柄)の選べる幅が広い
つまり、「機能性」と「デザイン性」の両面を兼ね備えた意匠性の高い製品です。
ここから、さらにスパンドレルの特徴・魅力を深堀りしていきます。
最大の特徴
スパンドレルの最大の特徴は「留め金のビスが隠れて見えない事」です。
せっかく綺麗な色を選んでも、そこかしこにビスやネジが見えていては意匠性に優れているとは言えません。
他の金属系サイディングボードとの違い
スパンドレルは施工にシーリングを使用しません。
シーリングは金属系サイディングボード同士をつなぐ為に必要不可欠ですが下のようなデメリットがあります。
- つなぎ目ができることで意匠的に途切れてしまう。
- 5~10年で経年劣化しメンテナンスが必要。
放置していると雨水が侵入し建物の耐久性が下がることも。
スパンドレルはシーリングを使用しない施工方法の為、意匠性に優れ・メンテナンス頻度を抑えることができます。
選べる材質
スパンドレルは多種多様な金属素材で作成可能です。
- ガルバリウム鋼板(SGL・GL鋼板)
- アルミ
- ステンレス
- チタン
Naniwaは上記すべての金属素材を扱っている為、ご要望に合わせて様々なご提案ができます。
色(柄)や仕上げ
色は一般的なアクリル系樹脂焼付塗装からポリエステル系・ウレタン系・フッ素系の塗装にも対応しています。
グレイスカラーなどの特殊塗装も対応しています。
また、塩ビシート貼りの木目調や特殊な表面処理にも対応しています。
加工方法と形状
大きく分けて2つの加工方法があります。
フォーミング(ロール)加工
フォーミングラインにコイルシートを通す事で成型する方法です。
加工方法の特徴から4mを超える長尺ものの加工に適しています。
板厚は一般的に0.5~0.8mmと薄いものの十分な強度を出せます。
ガルバリウム鋼板(SGL・GL鋼板)、アルミ、ステンレス、チタンが対応しています。
押出加工
加熱し溶融したアルミを金型に圧力を掛けて押し込む事で成型する方法です。
加工方法の特徴から加工精度が高いです。
板厚は一般的に1.0mm以上のものが多く強度があります。
アルミのみ対応しています。
形状はフラット(平)型・リブ(山)型等がお選びいただけます。